よく聞く自律神経という言葉。
一度は耳にしたことがあるという方も多いと思います。
【そもそも自律神経とは?】
自律神経とは私たちの意思に関係なくカラダの機能を維持するために2 4時間働いている神経です。
自分の意志でコントロールすることができません。
・交感神経と副交感神経
カラダの機能において、アクセルの役割をするのが交感神経、 ブレーキの役割をするのが副交感神経です。
交感神経⇒活動時、ストレスを受けた時
交感神経が優位になると⇒血管収縮、心拍数と血圧上昇、興奮状態
高めるには⇒人と会話、運動
副交感神経⇒休息時、睡眠時
副交感神経が優位になると⇒血管が緩む、心拍数と血圧低下、リラックスした状態
高めるには⇒深呼吸、笑顔、お風呂
この2つの神経の働きが狂ってしまうと、身体には様々な不調が現れます。
朝いくら寝ても眠気が強くボーっとしてしまったり、夜は疲れているのになかなか寝付けない、
【自分で出来る自律神経セルフチェックシート】
すぐに疲れる
やる気がでない
風邪をひく回数が多い
むくみが気になる
いつも不安
気が散漫になりやすい
理由もなくイライラしやすい
手足が冷たい
肩が凝っている
緊張しやすくストレスを受けやすい
腰痛がある
頭痛がある
いくら寝ても疲れが取れない、眠気が強い
思考力、決断力が低下した気がする
お腹の調子が悪く、便秘か下痢の症状がある
肌は乾燥気味、髪はパサパサしている
ひとつでも当てはまると自律神経が乱れている可能性があります。
チェックした数が多ければ多いほど自律神経の乱れが大きい可能性
【テレビやネットのメディアによる情報が新たな病気を作る】
昨今、新型コロナウイルスの様々な情報がインターネットやテレビなどで氾濫しています。
様々な情報にまどわされ不安になってしまい、心を病んでしまうことは「サイバー心気症」と呼ばれています。
また、自粛期間から現在も行動の制限や生活の変化、マスクの着用など強いストレスや不規則な生活習慣によって自律神
【慢性的な肩こりや腰痛にも関係してくる自律神経】
肩こりや腰痛が慢性的でなかなか治らない場合、実は自律神経が関係しているということも珍しくありません。
自律神経の乱れにより交感神経の働きが強くなれば、 カラダは常に緊張状態となります。
そしてそのまま交感神経が働き続ければ、あわせて筋肉も緊張し続けます。
中でも腰椎を支えている筋肉が緊張し続けると、 腰椎が歪んでしまい、歪んだ腰椎が神経を圧迫するということもあります。
これが腰の痛みの原因となることが非常に多いのです。
これが腰の痛みの原因となることが非常に多いのです。
また、肩こりの多くは頸椎周辺の筋肉が硬くなり頸椎がゆがむことによっ て起きます。
最近はテレワークや自粛などから外出が少なくなり、長時間偏った姿勢が多くなっていることもあり肩、腰のバランスが悪くなっている方が増えています。
こうした筋肉の緊張がまねく腰の痛みや肩の痛みは、交感神経の働きを和らげることによって、慢性的な筋肉の緊張状態を軽減することができるのです。
【姿勢と自律神経の関係】
姿勢が悪くなり首、肩、 背中の筋肉が硬くなると肺が大きく広がらず、深い呼吸が出来なくなります。
呼吸が浅くなると交感神経が働き始め、体が緊張状態になります。
うつむいているように首を曲げてスマホの画面を見ている姿勢も、首に負担がかかり頸椎がゆがみます。
また、 食いしばりなどから首の横にある胸鎖乳突筋が緊張して硬くなりま す。
胸鎖乳突筋が硬くなると胸が広げづらくなり、 肩が内側に巻いてしまう巻き肩や、首が前に出てしまいストレートネックになりやすくなります。
深く大きな呼吸は脳や筋肉をリラックスさせ副交感神経を働かせる
【自分で出来るセルフケア】
当院では朝の過ごし方の改善をおススメしています。
一日の始まりである朝の過ごし方がとても大事です。
夜中にピークを迎えた副交感神経は明け方にかけて徐々に低下し交 感神経優位へと移行していきます。
しかし、
「理想的な朝の過ごし方」
①いつもより30分早起きをする⇒ この30分が心に余裕を生みます
②起きたら布団の中でストレッチをする⇒自律神経を睡眠モードから起床モードへとスイッチが入りやすくなる
③太陽の光を浴びる⇒体内時計のリセットに最適です
④コップ一杯の水を飲む⇒胃腸の神経が刺激され自律神経が整う
⑤ゆっくりと朝食をとる⇒噛むことで脳が刺激される
【かとう整骨院での対応】
当院のオプションコースである猫背矯正では施術中に背中をさすり、背骨を矯正し呼吸を調整します。
姿勢が良くなる、呼吸が深くなる、 血流がめぐりやすくなる等の期待ができます。
寒くなる季節、体調を崩さないためにも自律神経の安定は重要です。
いつでもお気軽にご相談ください!