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ぎっくり腰に注意!痛めてしまう方が増える時期です

今年も寒くなり、いよいよ冬がやってきました。
雪が積もると除雪作業をする機会も増えるため腰を痛めてしまう方が多くなります。
また一度症状が改善しても繰り返し痛める方も多く、日常生活においての対策が必要です。

ぎっくり腰とは?

急に腰に激しい痛みが走る症状で、正式には「急性腰痛」といいます。
突然強い痛みが発症し動けなくなることから「魔女の一撃」とも呼ばれます。
特に筋肉や関節、靭帯(じんたい)に強い負荷がかかることで起こり、日常のちょっとした動作や姿勢の変化、重いものを持つ際に突然発症することが多いです。

ぎっくり腰の原因

・筋肉や関節の疲労

長時間の姿勢の維持や無理な動作により、筋肉や関節が疲労し正常な動きを妨げることで発症しやすくなります。

・姿勢の悪さ

猫背や反り腰など、背骨や骨盤に負担をかける姿勢を長時間続けることで、腰回りの筋肉や靭帯が負担を抱え、ぎっくり腰を引き起こしやすくなります。

・筋力の低下

加齢や運動不足によって筋力が低下すると、体を支える力が不足し、わずかな動きでも腰に大きな負担がかかります。

・体温の低下
冬場など寒い環境で筋肉が硬くなり、急な動きで筋肉が伸縮しきれず損傷しやすくなります。

ぎっくり腰の症状

ぎっくり腰の症状は急激に発生し、次のような特徴を持つことが一般的です。

・突然の激痛

体を動かした瞬間に腰に鋭い痛みが走り、動けなくなることが多いです。

・体の動きが制限される

前かがみや背筋を伸ばす動作ができなくなり、立っていることすら難しくなります。

・痛みの持続
初めの激痛が収まったあとも、しばらくの間痛みや違和感が続き、再発しやすい状態になります。

ぎっくり腰の予防法

〈適度な運動〉
日頃から腰や体にかかる負担を軽減する生活習慣を取り入れることが重要です。適度な運動で体を動かすことは、筋肉をほぐすだけでなく血行を改善しぎっくり腰の原因の一つである冷えを予防することもできます。

〈日頃の姿勢や座り方に注意する〉
正しい姿勢や座り方に気を付け、猫背や反り腰を避けましょう。長時間のデスクワークではお尻の下にクッションを置いたり、椅子の高さを上げる、頻繁に立ち上がるなどの工夫が効果的です。

〈体を温める〉
特に寒い季節には、腰やお腹を冷やさないようにすることが重要です。腹巻や暖かい服装で腰を保温することで、筋肉の硬直を防ぎやすくなります。日中であれば貼るカイロなども効果的です。

〈動き方に注意する〉
重いものを持つときは膝を曲げて腰に負担がかからない姿勢を保ち、ゆっくりと持ち上げるようにしましょう。特に除雪作業では雪を持ち上げる動作だけではなく、雪を放る時に腰を捻る瞬間が要注意です。

 

もしもぎっくり腰になってしまったら

ぎっくり腰を発症した際には無理に動こうとせず、楽な姿勢で安静を保ちましょう。この場合痛みを我慢してのストレッチなどは逆効果です。

横向きに寝て膝を曲げ、更に膝の間に枕などを挟むと痛みが和らぎやすくなります。

発症から48時間以内であれば患部に炎症が起こっていることが多いため、アイスパックや冷たいタオルで痛む部位を冷やすと効果的です。

数日後痛みが落ち着いてきたタイミングで温めて血行を促進し、回復を早めます。

当院では可能な限り早めに施術を受けていただくことをおすすめしております。動けるようであれば痛めた当日にご来院いただくことが理想です。どうしても身動きが取れない場合は数日経過後、少し動けるようになったタイミングでご相談ください。
ぎっくり腰は、日常の少しの注意や生活習慣の改善によって予防できますが、万が一発症してしまった場合でも適切な対処を行うことで、痛みを軽減し回復を早めることが可能です。

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